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健康経営オフィスを作るポイント 生産性が上がる企業にするために

健康経営ノウハウブログ編集部
2018/09/22 10:00:00

従業員の健康を企業の経営課題ととらえる健康経営は、企業経営を行ううえで欠かせないものとなりつつあります。健康経営銘柄や健康経営優良法人の認定など、社会的な認知制度も整い、大企業、中小企業を問わず、多くの企業が取り組みを始めているのです。ここでは、最終的な企業の生産性に結びつけるために、どのようにして健康経営オフィスを作り上げていくのか、そのポイントを解説していきます。

 

従業員の不健康がもたらす企業への影響は?

イギリスの医療雑誌「ランセットの調査によると、2013年の1年間に「不健康」が世界経済に与えた損失は医療に関わるコスト5.6兆円、死に関わるコストは1.4兆円で約7兆円に上るという結果が出ています。しかし、この調査では、5疾患(心筋梗塞、狭心症、糖尿病、肺がん、大腸がん)のみを対象としているため、メンタル的な要因は対象となっていません。

一方で日本の内閣府の試算では、年収600万円の従業員が長期休職した場合にかかるコストは422万円とされています。休職するほどではない不調であっても、業務効率を落とし、不要な残業の原因となります。集中力が低下すると、重大事故を引き起こすことにもなりかねません。従業員の不健康は企業の順当な利益を阻み、休職や離職にもつながっていきます。

 

健康経営に最適なオフィスを作る7つのポイント

健康経営を導入するといえば、何らかの施策を実施していくことが求められます。しかし、企業として健康経営に取り組むのであれば、従業員が健康を自覚した行動ができるよう、施策だけでなく環境づくりに力を入れることも重要です。健康経営に最適なオフィスを作るポイントを考えていきましょう。

出展;経済産業省 健康経営オフィスレポート

 

快適性

快適性を感じるオフィスの要素としては、清浄な空気、調節された室温、適切な明るさ、心地良い音や香りなどが挙げられます。また、正しい姿勢を保てるワークチェアや、他人との程よい距離間によって集中力が向上するパーソナルスペースへの配慮も、業務効率を上げるためには重要です。

観葉植物を適度に配置するなども、室内環境を良好にする工夫といえるでしょう。快適性を実現することで腰や肩など運動器にかかる負担や、目や身体全体の疲れを軽減して、感覚器官の障害の防止や改善につながります。ストレスによる心身症、メンタルヘルスの不調の予防策としても有効です。

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コミュニケーション

コミュニケーションを促すための環境づくりとしては、気軽に話ができるように談話スペースを設けたりデスクのレイアウトを工夫したりする方法があります。また、挨拶を奨励し、管理者が進んで声をかけるなど、率先して行動を起こしていくことが必要です。

従業員同士がお互いの業務内容を理解し、会社全体で統一された目標をもっていることも、コミュニケーションの活発化につながります。「あえて共同で作業する機会を業務に取り入れる」「社内新聞を定期的に発行する」なども、会話のきっかけや話題づくりの有効策です。

コミュニケーションが豊かになることで連帯感や協調性が生まれ、メンタルヘルスの強化に役立ちます。

 

休憩・気分転換

適度な休憩や気分転換により、業務効率がアップすることは良く知られています。集中して仕事に打ち込むためには、リラックスできる環境の整備が大切です。飲食や雑談ができるスペースを設けて新聞や雑誌を設置したり、マッサージチェアのあるリラクゼーションルームを作ったりすると緊張をほぐすことができます。

壁に美しい風景の大型ポスターを貼るなども、手軽にできる施策のひとつです。また、図書館のように仕切りのあるカウンターに、座り心地の良い椅子を並べ、仮眠や休憩など思い思いに過ごす場所を提供すると従業員に喜ばれるかもしれません。「業務の合間に全員で体操をする」「整理整頓タイムを設ける」といった強制的な気分転換の時間を作るのも効果的です。

こうした取り組みはデスクワークの多い業務に従事している場合には、身体を動かすきっかけとなります。視神経の疲れを和らげ、また足腰や背中といった部位の緊張をゆるめることが期待できるでしょう。心身のリラックスは疲労の回復に役立ち、メンタル面にも良い影響を与えます。

 

体を動かす

時間短縮、スピード化をねらい、立って会議をする会社が話題となりましたが、座位行動を減らすとさまざまな健康効果があるといわれています。プリンターなど、機器類のレイアウトを変えてわざと歩行する距離を増やしたり、階段の利用を奨励したりするといった方法が考えられます。

業種によっては立ち仕事スペースの設置も、効果がありそうです。業務中にストレッチや体操の時間を設けている企業も増えているようですが、中にはバランスボールなどの健康器具を設置した部屋を作り、より積極的に従業員が身体を動かす機会を提供しているところもあります。

体を動かすと全身の血流が促され、頭もすっきりし、筋肉のこりが軽減されたり運動器や感覚器障害の解消や改善したりする効果が期待できるでしょう。また、体を動かすことに抵抗がなくなれば、生活習慣病の予防や改善も期待できます。

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バランスのとれた食事

タニタやオムロンなど、健康関連の企業では社員食堂で健康メニューを提供し、従業員の健康生活をサポートしています。同じようにするのが無理だとしても、バランスの良い食事内容やメニューの組み合わせなどの紹介であればそれほど負担なく、すぐに実施可能です。

また昼食の時間が確保されているのかを調査して、問題があれば是正していきます。糖分や塩分などに配慮された軽食が摂れるよう、中味を吟味した自販機を設置するというのもひとつの方法です。バランスのとれた食生活の推進は、生活習慣病を予防・改善し、中高年を悩ませるメタボ対策にもなります。

 

清潔にする

手洗い、うがいの奨励や身の回りの整理整頓は、掲示物や声かけなどを継続的に行っていきます。出入口に大きめの鏡を設置し、洋服ブラシや消毒用ハンドジェルを備えるなども、清潔への意識向上に効果があります。

トイレタリー設備の充実や分煙化などは、企業として早めに対策をしておきたいところです。清浄な状態を保つことは見た目の美しさだけではなく、感染症やアレルギーの予防・改善の効果が期待できます。

 

健康意識を上げる

健康経営オフィスはそこで働く人たち自身の意識が高まらなければ、成功しません。いくら上からの指示があっても、健康が保てるかどうかは本人の意志次第です。健康情報が閲覧できる掲示物や小冊子の配布、こまめな声かけなどのほか、体の状態を確認しやすくする健康測定ブースの設置など、行動を誘発する環境を整えます。

自分の健康状態をチェックする習慣をつけるために、健康診断データの数値の読み方や病気の兆候の見分け方など、学習の場を設けると興味喚起につながります。従業員の健康意識の向上こそ、健康経営オフィスづくりの基盤といえるでしょう。

 

健康経営オフィスづくりが必要なわけ 

健康経営の土台を作るのは、オフィス環境です。健康経営のさまざま施策は、着手から実施まで時間を要することもあります。オフィス環境の整備は、大がかりなものでなければ、今すぐにでも始められる項目です。洗面所にうがい薬と紙コップ、薬用ハンドソープを置き、感染症予防の呼びかけをするだけでも、健康経営オフィスづくりの一環となります。従業員の健康への意識向上とあわせて、できるところから整備を始めていきましょう。

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