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中小企業が人材不足を解消するためのポイント

健康経営ノウハウブログ編集部
2018/10/14 9:00:00

「人がいないから会社を休めない」という言葉を口にしている人を見かけたことはありませんか?中小企業などで見られる現象ですが、仕事量に対して人が足りていない状態を人材不足と呼びます。人材不足は一人にかかる仕事量が大きくなってしまうことが特徴です。従業員が健康を害しやすくなり、仕事の質にも影響が出ることもあるので、経営者としては早めに解決することが大切です。今回は人材不足を解消するポイントをご紹介します。

 人材不足が引き起こす悪循環

中小企業の経営を行っていると、資金繰りや事業の進め方などが考えることが多いです。特に、資金に関して余裕がある企業が少ないため、一番ウエイトの大きい人件費を削減してしまいがちです。例えば、もともと10人で仕事を行っている事業を、6人で行うことができたら、4人分の人件費は会社の運転資金に充てることが可能です。

意図的に従業員の数を減らしていなくとも、人材不足は起きます。定年退職や寿退職、他社への引き抜きなどで優秀な社員が退職してしまい、募集をかけてもいい人材を雇用することができずに人材不足が続いているというケースも少なくありません。

このように、人材不足はどの会社にも起こりうる可能性がある問題ですが、その中でも中小企業は事業内容が少人数で対応していることが多いため、大企業と比較すると人材不足が起きやすいです。

データによると、中小企業の6割以上が人材不足になっているそうです。人材不足が起きてしまうと、不足している人の分の仕事を今いる人材だけでこなさなければいけないため、一人分の仕事量が増えてしまいます。まずは、人材不足が引き起こす悪循環について詳しくご紹介します。

 

(1)従業員への負担が大きくなる

人材不足が大きな影響を与えるのは、従業員への負担です。現在いる人数で仕事をこなさなければいけなくなるため、就業時間が長くなったり、残業が続いていたり、酷い場合では休日出勤が増えてしまうケースもあります。短期間であれば多少のストレスで済みますが、半年・1年と長期間になると、従業員が精神的にも肉体的にも疲労が溜まってしまいます。また、結果的に退職や病気での通院などで人手不足が悪化することも考えられます。

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(2)サービスの品質低下につながる

従業員はロボットではないので、疲労が溜まったり、精神的なストレスが溜まっている状態ではパフォーマンスが低下します。そのため、長期間人材不足の企業はサービスの品質低下を起こしてしまいます。サービスの品質が低下したり、従業員がミスを繰り返したりしていると、結果的に売り上げが下がってしまうという悪循環に繋がってしまいます。正社員の人件費は会社にとっても負担ではありますが、長い目で見ると人材不足は会社にデメリットしか与えない悪い状態といえます。

 

人材不足は初期段階で対処しよう

人材不足を解決することで従業員は健康に就業することができるため、仕事の効率が上がり、サービスの品質向上につながっていきます。中小企業は少人数体制の会社も多いですが、みんなで仕事を作り上げているという意識のもと、従業員が健康を維持したまま働ける環境づくりに取り組んでいくことが重要です。従業員の精神的、肉体的な健康を維持しながら業務を行うことが重要ですが、人員不足が発生すると従業員への負担がとても大きくなることを覚えておきましょう。

人材不足は巡り巡って会社の利益に影響するので、人員が不足したらすぐに採用活動を始めるなどの対処が必要です。しかし、最近は募集をかけても応募がないという自体が起きやすいので、退職者や休職者が出るとわかった時点で募集をかけるとよいかもしれません。

 

”2013年から2016年にかけて全ての雇用形態で求人数が増加する一方で、常用(パートタイムを除く)を中心に求職者数は減少し、全ての雇用形態で求人数が求職者数を上回ることとなった。”

出典:経済産業省 中小企業の雇用環境と人手不足の現状

経済産業省のデータによると、すでに求職者よりも求人の数の方が上回っているということがわかります。つまり、従来通りの求人では人材確保が難しくなっていくため、求人や採用方法の見直しが課題です。

 

問題解消のためのポイント

人員不足という問題解消のための3つのポイントをご紹介します。人員不足の状況が1日でも伸びれば、その分だけ従業員の負担が増えるので、経営者として早めに対処したいところです。人員を確保するために闇雲に採用するのはかえって逆効果なので、まずは3つのポイントをしっかり押さえましょう。

 

採用活動の見直し

採用活動をしようと考えたときに、ハローワークや求人媒体に求人を載せて、人が来るのを待っている状態の会社があります。そのような方法では人材が来るのを待つだけで、人材不足がすぐに解決するわけではありません。しっかりとした対策を行う必要があります。

 

(1)採用の幅を広げる

どの会社も、若手で、やる気のある人が欲しいと思っています。しかし、現在は求職者よりも求人の数が多いので、中小企業は選ばれず人が来ないというケースが多いです。そこでおすすめなのが、採用の幅を広げること。例えば、外国人労働や、子持ちの主婦を短時間パートとして雇用する、正社員だけでなくパートやアルバイトを募集する、年齢やスキルに関わらず雇うことができるシステムであれば、人材不足は減っていくことでしょう。ただし、採用の幅を広げることで、研修をしっかりと行わなければいけなくなるので、その点は注意が必要です。 business_89

(2)地域に密着した採用活動を行う

中小企業が大企業に勝つには、家から近くて通いやすいという点が大きなメリットになります。ハローワークやリクナビなどの求人サイトもいいですが、地域にチラシを配ることで求人者が現れるというケースもあります。特に、子持ちの主婦などはできるだけいい環境で働きたいと考えている場合があるので、チラシはとても効果的です。

 

(3)SNSや動画投稿サイトの活用

インターネットの普及により、SNSや動画投稿サイトに会社のことを載せることで求人が増えるというケースも増えてきています。中小企業はあまり採用活動にお金を避けないケースが多いので、インターネットなどを活用することで手軽に求人活動が可能です。人員不足になる前に、解決できる手立ては打っておくことが大切です。

 

従業員エンゲージメントの向上

せっかく正社員として人材を採用しても、すぐに退職してしまったら意味がなくなってしまいます。先ほどまで新たに人材を雇うための外側に向けた方法をご紹介しました。今回は、従業員エンゲージメントについてご紹介します。エンゲージメントとは、直訳すると約束・婚約という意味になる単語で、従業員と経営者の意思疎通を行い、信頼していくという意味で「従業員エンゲージメント」という言葉を使っています。これは、今いる従業員が辞めないようにする方法のひとつで、退職者は少なからず会社に不満を持っている可能性があります。その不満を事前に取り除いて、可能な限り退職者を出さないようにするという考え方です。

 

従業員エンゲージメントを向上させる方法

従業員エンゲージメントは、従業員が会社にどのくらい満足しているかを測る従業員満足度と言葉は似ていますが、従業員満足度はどちらかというと福利厚生の分野です。

従業員エンゲージメントを高めるためにはどんな方法があるのかをご紹介します。

 

  • 経営方針について全社員と共有する
  • 優秀な人材をリーダーにして士気を高める
  • 短期的なプロジェクト、長期的なプロジェクトを準備する

 

経営方針について従業員がよく知らずに仕事をしているケースは多いです。「この事業を始めるために会社をこのように変革させていく」という、一般的には見えにくい会社の動きを知ることで会社への愛着心が湧いてきます。

 

また、プロジェクトを組んで協力するということも重要です。短期的なプロジェクト、長期的なプロジェクトを用意して、優秀な人材をリーダーにする。このように、自分が評価されているとわかることで会社のために何をすべきかと考えることが可能です。また、プロジェクトで目標を決めて進めていくことで、目標のためにどのように解決していくか協力をすることで、結束力が生まれます。プロジェクトといっても、会社の規模に合わせて考えればよいです。

例えば、「契約数〇件」「ゴミを0.8倍にする」などの小さなことでもプロジェクトと呼べます。仲間と一緒に目的を達成することは、従業員間だけでなく会社と従業員の信頼度を上げることにも繋がります。 business_91

従業員エンゲージメントのメリット

従業員エンゲージメントが高まると、従業員は「会社のために何ができるか」を考えるようになり、離職率が低下するというデータがあります。また、従業員全体の士気が高まっていくので業務パフォーマンスも高くなっていきます。とりあえず務めている会社ではなく、この会社で何をしていくかという未来の展望を従業員がすることによって、会社に大きな利益をもたらします。

 

福利厚生制度の改善

就職をしようとしたときに、やはり福利厚生面は必ずチェックしている部分です。福利厚生制度を見直すことで、求人が増える、さらに退職者も減るので人材不足になりにくくなります。

また、就職後の研修制度を手厚くする、自己啓発へのフォローなども行うことで従業員満足度が上がっていきます。

 

まとめ

今回は、中小企業に起こりやすい人材不足が起こすデメリットについてご紹介しました。人材不足が続くと、サービスが低下したり退職者が増えたりという悪循環に繋がるので、経営者は早めの対処が必要です。採用活動、従業員エンゲージメント、福利厚生を整えることで、人員不足が解消され、従業員の士気も上がっていくでしょう。大企業とは違う戦い方が必要になるので、ぜひ参考にしてみてください。

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